*授業前*
栄口「…巣山、どうしたの?」
巣山「いや、何か調子が…」
栄口「ちゃんと汗拭いた? 風邪ひいたんじゃない?」(お母さんか)
巣山「拭いたはずだけど、眩暈するな… ちょっと保健室行ってくる」
栄口「うん、先生に伝えとくね」
巣山「サンキュー」
・ ・ ・
*保健室前・廊下*
巣山「うー、クラクラしてきた… 早く横に…(階段:降)」
花井「おっ、巣山」
巣山「おー… あ、やべ…(ぐらり:落)」
花井「ちょっ!?」
<ドスン!>
花井『…いてて。あっ、大丈夫か!?』
巣山『……(気絶)』
花井『…ん? な、何で俺が… え!? えっ、何で俺が花井に!?』(デター!)
巣山『……』
花井『お、おい起きろって!(ゆさゆさ)』
巣山『……』
花井『やべぇ… な、何でこんな…』
(以下、巣山の心の声)
えーと… お、俺だよな、この気絶してんのって…
それに、俺のこの体… どう見ても花井だし…
中身だけ入れ替わったのか?
それとも、花井の体に、俺が乗り移ったとか…?
どっちにしても、あり得ねぇ!
ぶつかっただけで、こんな事が起こるなんて…ないない!
俺の今までの人生で、こんな事初めてだ!
落ち着け、落ち着け俺。
ここでパニックになっても、どうしようもない。
原因は衝突だろうけど、それだけじゃないはずだ。
…って、冷静に考えようと思っても無理だ!
この状態でパニックになるなって言う方が無理だろう!
花井はどうなったんだ?
俺が乗り移ったせいで、花井本体はどこに行った?
俺の体に移ったのか、それとも…
田島「おー、花井!(・∀・)」
花井『うわぁああああ!』
田島「えっ!(ガーン!)」(…)
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