* * *


俺が少し反応するたびに、栄口が嬉しそうな顔してる。
このイタズラっ子みたいな顔も、ヤバイくらいに可愛いんですけど…!
もう俺さっきから可愛いとしか思ってない気がするよどうしよう!v

こんな きゅんきゅんしてても、視線は今まで一度も外れてない。
お腹すかなかったり 眠くなったりしないなら、それこそ24時間見つめ合えるような気がする〜v

…でも、栄口は気付いてるのかな?
俺が、必勝法を用意してるって事に。

「栄口ぃ、そろそろ疲れて来ない?」
「ぜーんぜん。水谷は疲れた?」

「全然!v」
「もー、早く負けてよ〜」

首を触ってた手が少し移動して、うなじの毛先をサワサワして遊んでるのが分かる。
そんな無邪気な顔していられるのも、今の内だよ?

「…栄口、好きだよ」
「…え?」

わざと低めの声で、うっとりした感じの雰囲気を出してみる。
その変化に気付いた栄口が、少し困ったような顔になった。

「水谷、そういうのナシだよ…」
「そういうのって…?」

気付いてないフリをして、また問い返す。
それに栄口が赤くなってたじろいでるけど、ギリギリ視線は外してない。

栄口が強がれば強がるほど、俺の作戦にハマっていくのにv




* * *


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