「こうして、桃太郎一行の 正義の鉄槌が下されたのでした!」
山ノ井『クッ…! 俺たちが、たかが人の子に敗北を許すとは…!』
慎吾『鬼よ、見誤るな。俺は人の子ではない、桃の子だ!』
山ノ井『そうだった! ぐふっ(倒)』
「鬼の大将は敗れ、奪われた宝を取り返した桃太郎たち。鬼が島を去ろうとした時、小鬼たちが言いました…」
タケ『桃太郎よ、今まで悪かった』
本山『虫のいい話だが、これからは共に生きてはいけないだろうか?』
慎吾『何だって?』
迅 『強い桃太郎と戦うのは、楽しかったから!』
タケ『俺たち鬼は、力が有り余っていてな。暴れまわる事で、力を発散していただけなんだ』
本山『力を使わないと、逆に力に支配されそうだったんだ』
慎吾『そういう事だったのか… よし、そんなお前達に朗報だ!』
和己『俺たちと一緒に野球をしよう!』
利央『力を磨いて、仲間と一緒に戦おう!』
準太『ついでにモテモテになるかも!』
慎吾『桐青高校・野球部! いつでも、お前達の入部を待ってるぜ!』
全員『おおー!』
★観客〜
「おお、なんと熱い展開!」
「まさかココで野球に繋がるとは…!」
「そうだった、野球部だった!」(あ!)
「こうして、鬼たちと和解した桃太郎一行は、村へと宝を持ち帰り、おじいさんおばあさんの元へと帰りました」
桃太郎『ただいま帰りました、おじいさん、おばあさん』
松永『おお、桃太郎! 無事で良かった!』
前川『宝まで持ち帰るとは! これで全自動洗濯機が買えるねぇ!』
慎吾『乾燥機まで買えるぜ!』
「その後、桃太郎と鬼は野球を通じて、いつまでも仲良く平和に暮らしましたとさ、めでたし、めでたし!」
全員『ありがとうございましたぁああ!(ぺこっ:お辞儀)』
★観客〜
「おおおおー!」
「いろいろスゴかったな!」
「よし、決めた! 演劇部に入る!」(ええー!?)
(パチパチパチ…)
* * *
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