「なんと、桃の中には男の赤ん坊が! 子宝に恵まれなかったおじいさんとおばあさんは、その子に桃太郎と名付け、3人仲良く暮らして行きました…」


★Stage right side〜

迅 「…あ、そろそろ慎吾さんの出番ですね」

本山「トチらないといいけど…」

〜〜



松永『また鬼が大暴れしているらしいなぁ、ばあさん』

前川『そうですねぇ… 誰か退治してくれる人はいないんじゃろうか…』

慎吾『(ふすま:開)…その役目、この桃太郎にお任せください』

松永『おお、桃太郎や! 鬼退治に行くと言うのかね?』

前川『そんな危ない事を、可愛い桃太郎にさせるわけには…!』

★観客〜

「おぉおお…!」

「桃太郎の人、かっこ良くない!?」

「うん! あの長髪って地毛かなぁ?v」



★Stage right side〜

山ノ井「うんうん、いい感じだな!」

本山「…何か、女子がザワザワしてるな」

タケ「慎吾さん、中身はともかく見た目はいいからな」

迅 「えっ!」
〜〜



慎吾『皆を困らす鬼を退治し、今まで育ててもらった恩を返したいのです。どうか、旅立ちをお許しください』

松永『桃太郎…』

前川『…気を付けるんだよ』


「こうして、桃太郎は鬼退治へと旅立つことになりました。おばあさんが作ってくれた、きび団子を持って…」


★Stage left side〜

和己「おっ、そろそろ利央の出番だぞ」

利央「はい! ええと、頭〜(ごそごそ)

準太「じゃ、後は慎吾さんと二人で頑張ってな」

利央「ちょっと! ちゃんと後から来てくださいよ!?」

和己「はっはっは!v」

〜〜



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