慎吾「演劇なら演劇部にやらせろよ! 全然部活紹介になってねーじゃん!」

前川「そうだよ、慎吾の言う通りだよ」

和己「俺ももちろんそう思ったぞ。けど、監督が…」

本山「監督? 何か言ったのか?」

和己「去年のキャッチボールはお遊びにしか見えなかったから、野球部がナメられるんじゃないかって言って…」

松永「それで?」

和己「インパクトが大事だって。他の部活紹介なんか記憶にも残らないぐらい、思い切った事をしようと」

準太「それで、俺たちの結婚式が開催されるんスね?

慎吾「全然違うから! 話聞いてたのお前!?」

和己「そ、それでだな。後輩から『野球関係ねーじゃん!』っていうツッコミが来るのとかいいんじゃないか、って」

利央「…それで、全然関係ない演劇をするって事?」

和己「そういう事だ」

山ノ井「嫌だ、反対」

前川「おっ、珍しいね。こういうノリには参加しそうなのに」

山ノ井「演劇なんてしたことないし、俺はメインよりも脇でちょちょいっと皆をおちょくるのが好きなんだ

慎吾「オイ、動機オイ」

本山「はは、俺は面白そうだと思ったけどなぁ」

山ノ井「…え?(ピク!)

本山「俺たちにとっても、いい思い出になりそうじゃね? 演劇なんて、こんな機会ないと一生やんねーだろうし」

和己「あぁ、監督も同じようなコト言ってたな」

山ノ井「さっすが本やん! 俺といい思い出を増やしたいってコトなんだよね! 嬉しいよ!v(ぎゅー!)

本山「ははははv」

松永「あの山ちゃんがその気になったら、もう拒否出来る雰囲気じゃないな」

前川「そうだね…」

利央「演劇かぁ〜… 聖母マリアのお話なら、小さい時に天使役でちょっとやったけど」

タケ「へぇ、見てみたかったな」

利央「あとで写真見せてあげますね!^^ノ」

タケ「おー」

迅 「俺は全然したことないなぁ… 目立つの苦手だし」

和己「みんな悪いな。俺たちの持ち時間は20分だから、その間だけ我慢してくれ」

タケ「20分もやるんスか? 去年は、確か1つの部につき10分だった気がするんスけど」

和己「監督が、先生たちに話をつけてくれたらしい。他の先生方も楽しみにしてくれるそうだ

慎吾「この学校どうなってんだ」

準太「俺は、やっぱり着物よりもドレスの方がいいッス!

慎吾「ねぇ、お前の耳は飾りなの?」(!)


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