* * *


呼吸の準備もしないまま、再度触れられる。
確かに事前に言われはしたけど、そんなすぐにされたら意味ないのに…!

しかも、1回目や2回目のキスと違って…今されてるのは、唇の弾力でもを確かめるかのように、くっついては離れてを繰り返してる。
こんなの、3回目でするようなキスじゃないよ…!

「…沖、好きだよ」

唇が離れた合間に、そんな甘い言葉まで囁かれて…鈍い動きだった頭が、熱でショートしたみたいに動かない。

それでも、好きって言われたら、『おれも好き』って返したい。
少し遅れてだけど…小さく呟くように言ったら、巣山が幸せそうに笑ってくれた。


その笑顔を見てなのか、
今までの熱が蓄積されたのかは分からないけど。

やっぱり巣山はかっこいいなぁって頭の端っこで思いながら、

ふっと気絶してしまった。(ええー!?)




**END**(終わった!)


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