「…おだ、ぁ、ん、ん…!」
「…っはぁ、前、する…?」

「ぁん…、うん…」
「ちょぉ待って…」

前って何だよ!とまたツッコミを入れてしまった。
どうやら体勢を変えるらしく、後ろからじゃなくて前からにするらしい。
そういえば、いつだったか織田が「叶は前からシたがんねん〜」ってノロケを聞いたような気がする。

小さい声ではあるが、しっかりと快感を伝えてくる叶。
ギュウギュウと抱き合って腰振って、お前らケモノか!ってぐらい、俺と同じ人間とは思えなかった。

何気に俺のマグナムも暴発しそうだなと思ってると、二人の行為もだんだん終わりに近づいているらしい。
叶がもうダメだって言ってるからな。織田も織田で呼吸荒すぎだし。

やっとこの地獄から解放されるのか、と少し安堵したものの…織田がまた体勢を変えた。
焦らしてるのか知らないが、今度は叶の体を横にずらして足を持ち上げて突きまくってる。

オイ、その体勢はマズイんじゃないのか!
俺たちに丸見えなんですけども!(!)

「叶、コレ、好きやもんな…!」
「あぁっ、はっ…、お、だぁ…っ!」

どうやら横から擦るのが、叶の好きな体勢らしい。
さっきまでの嬌声に比べると、確かにより気持ち良くなってるような気もしてきた。

って、俺は何を批評してんだ、何を!(!)


[*prev] [next#]

6/10


目次SRTOP





第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -