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『ちとせーのちーはちっちゃくないのちー』

「?」

『ちとせのとーはトトロのとー』

「!」

『ちとせのせーは……』

「せーは?」

『背伸びのし過ぎ……』

「な、何ねそれ」

『ちとせは背伸びのし過ぎじゃないの』

「そぎゃんこつなかよ」

『嘘つき。でっかなガキのくせに!ちっちゃな私の方が大人だもの』

「はいはい、そうね」

『こらこら!まだ話は終わってない!』

「まだ何かあると?」

『……』

「何も無いと?」

『……だから』

「はよ言わんね」

『……だからさ、ちょっとはさ』

「何?」

『頼ってくれたっていいじゃない!ちとせのバカ!知らない!』

「え、あ、梓月!?まっ、えっ、待たんね……行ってしまった……これじゃあどっちが子どもかわからん……でも梓月らしくておかしいばいね!」



「あいつ何独り言言ってるん、白石?」
「あれは千歳名物モノローグや」
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