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「昨日、何の日だったか知っていますか?」

『柳生の日』

「はっ!それはなんと!全然気づきませんでした!本当じゃないですか、柳生の日……私の日だったのですね!」

『え、柳生の日以外に何かあったの?』

「あ、そうそう、私は、ハグの日だったと梓月さんに言いたかったのです」

『あーハグの日か。全然思いつかんかったわ』

「そうですか?なかなか素敵な語呂合わせだと思いますが」

『そうかな』

「そうですよ!」

『何故そんなに必死なの柳生』

「いえ……すいません。いやしかし、ハグに柳生、運命的組み合わせのような気がしてなりません」

『……運命って』

「というわけで、さぁ!」

『え、何』

「はっはっは!そんな遠慮なんていりませんよ。さぁ!」

『いやいやいや、何手広げてんの、何がしたいの』

「柳生の日ですよ?ハグの日ですよ?」

『だってそれ昨日じゃん』

「そんなかたい事言わずに!思う存分、私、柳生を、ハグしたまえ!」

『やだよ、柳生きもい』

「世間一般ではハグの日なのに、柳生の日と言ったあなたには言われたくありませんが」

『くっ……!』

「さぁ、どうぞ」

『抱き潰してやる』

「梓月さんからの愛なら本望です」
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