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「てん、さん?」
『あ、ちょうたろう帰ってたの?』
「はい、今さっき」
『そっか、お疲れ様』
「てんさんはさっきまでお風呂に?」
『あ、うん、ごめんね。先にいただいちゃった』
「そ、そうですか」
『どうかした?』
「いえ」
『ちょうたろうも汗かいたでしょう?お風呂入ってきなよ』
「あ、はい……いや、でも、あの」
『ちょうたろう?』
「……」
『どうしたの?大丈夫?気分でも悪い?』
「いや、えっと、てんさんのつかった湯船につかると思うと……なんか、ちょっと、興奮してきちゃって」
『ちょ、ちょうたろう……』
「あ、あああうわああ自分でも変態っぽいって思ってますうううわあああでもひかないでくださいてんさんんん!」
『いやまぁちょっとひいたけど、大丈夫だから。顔上げて』
「そして今てんさんに抱き着きたい衝動が!」
『うぇっ!?ちょ、ちょうたろう!?』
「ああ、もう、ホント、会いたかった。数時間会わないだけでこれってそうとうすぎます、てんさん」
『……私も待ちきれなかったよ』
「本当ですか!嬉しい!」
『えへへ』
「てんさんいい匂い」
『はいはい、ちょうたろうも入っておいで』
「てんさんも一緒に入ってくれるなら」
『……しょうがないなぁ』
「やった!お背中流します!あ、あとお風呂からあがったらてんさんの髪、乾かしてあげますからね!」
『はいはい』