『も、もしもし、甲斐くん』
「あい?梓月じゃねぇの。わんに何か用さぁ?」
『えっと、その、用っていうか、大したことじゃないんだけどその』
「何だばぁよ」
『その、たまたま、私ネズミーランドのチケットもらったんだけど』
「ね、ネズミーランド!?」
『そ、そう!ネズミーランド!前行きたいって言ってたから、どうかなって』
「行く!行きたいさぁ!」
『ホントに!?』
「もちろん!ずっと行きたいって、知念とか慧くんとか凛とかと話してたさぁ!」
『あ……えっと、ごめん……実は2枚しかなくて……』
「2枚……それじゃあみんなでいけないさぁ、残念」
『あ、あっ、でも!あの、頑張れば、もっと枚数くれるかも!ね!だからみんなで行こう?』
「ホントかや!?」
『う、うん!私頑張るよ!』
「にふぇーでーびる、梓月!このこと早く慧くんたちに知らせてくる!みんなきっと喜んでくれるさぁ!」
『あ、待って、甲斐くん!』
「あい?」
『お誕生日おめでとう!』
「……おう!」
▼甲斐きゅんおめでと!