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まぁ、もうすぐ夏休みだけれども俺はそんなの関係なしにこいつにキスしちゃいたいなんて思っている。なんでかって?そりゃあ俺がこいつのことを愛しているからであって、こいつの意思云々なんて問題じゃない。


「なぁなぁ」
『またお前か』


最近よく見せてくれるうんざりとした顔もまたかわいくってたまらない。あーはやく俺のもんになっちまえばいいのに。


「もうすぐ夏休みだな」
『そうだね』
「キスしようぜ」
『なんでだよ』


ああ、このきりかえしも全力でひいてるこの顔もなんとも愛おしい。もうホントやべぇ。二人っきりでバカンスに行って同じジュースをストローで一緒に飲みてぇ。


『仁王ー丸井の考えがうっとうしいんだけど』
「いつものことじゃろう」
『仁王のしっぽ並にうっとうしい』
「なにそれ梓月ひどい!泣く!」
『勝手に泣け!』


おいおいおいおい仁王何してくれちゃってんの?今梓月は俺と喋ってただろぃ?俺の梓月を横取り?いい度胸じゃん。梓月も梓月で愛しの俺をおいて何他の男と喋ってんの?焦らしプレイ?なにそれそういうのもいいけど、でもするんだったら俺が焦らしたいわけで。


『先生ー丸井くんが邪魔でーす!この世界から抹消したいでーす!』
「梓月ーそれはさすがに無理だー」


ちっと舌打ちをした梓月もまたかわいくってかわいくって仕方がなくって俺は抱き着いたんだけど、思いっきりアッパーされて気を失った。

照れ屋さんなお前も好きだぜ!
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