▼ ▼ ▼

『柳先輩!』

「……誕生日おめでとうございます、とお前は言う」

『先輩が言っちゃったらだめじゃないですか……』

「すまないな」

『じゃあ、改めてお誕生日おめでとうございます、先輩!』

「感謝する」

『まだプレゼント買ってないので何かあったら言ってください!』

「ふむ……そうだな」

『あ!そういえば、乾さん昨日お誕生日だったんですよね?』

「ん?ああ」

『そっかぁ……じゃあ、乾さんにも何かプレゼントを買わなきゃなぁ。ちょっと遠いけどバスで行って渡せばなんとかなるだろうし……あ、送ればいいのか!柳先輩、乾さんの住所とか知ってらっしゃいますよね?……って、あれ?先輩?柳先輩聞いてますか?』

「……」

『柳先輩?って、あの……あれ……顔、近いんですがっ』

「お前の口から他の男の名前をあまり聞きたくはないな」

『えっ』

「……いや、なんでもない。それより欲しいものが今決まったんだが」

『へっ、あっ!なんですか?私が用意できるものならなんなりと!』

「お前が欲しい」

『えっと、あの予算は2000円くらいなんですけど』

「いや、その心配はいらない。お前だけでいい。お前だけが欲しい」

『えっと……えっと、あの……』

「だめだろうか」

『ぜ、全然……だめ……じゃない……です』



「と、お前が言う確率はすでに100%と出ていた」

『!!!???』




▼12.06.04 我らが参謀、柳蓮二!柳さんお誕生日おめでとうございまするううう!
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