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『柳先輩!』
「……誕生日おめでとうございます、とお前は言う」
『先輩が言っちゃったらだめじゃないですか……』
「すまないな」
『じゃあ、改めてお誕生日おめでとうございます、先輩!』
「感謝する」
『まだプレゼント買ってないので何かあったら言ってください!』
「ふむ……そうだな」
『あ!そういえば、乾さん昨日お誕生日だったんですよね?』
「ん?ああ」
『そっかぁ……じゃあ、乾さんにも何かプレゼントを買わなきゃなぁ。ちょっと遠いけどバスで行って渡せばなんとかなるだろうし……あ、送ればいいのか!柳先輩、乾さんの住所とか知ってらっしゃいますよね?……って、あれ?先輩?柳先輩聞いてますか?』
「……」
『柳先輩?って、あの……あれ……顔、近いんですがっ』
「お前の口から他の男の名前をあまり聞きたくはないな」
『えっ』
「……いや、なんでもない。それより欲しいものが今決まったんだが」
『へっ、あっ!なんですか?私が用意できるものならなんなりと!』
「お前が欲しい」
『えっと、あの予算は2000円くらいなんですけど』
「いや、その心配はいらない。お前だけでいい。お前だけが欲しい」
『えっと……えっと、あの……』
「だめだろうか」
『ぜ、全然……だめ……じゃない……です』
「と、お前が言う確率はすでに100%と出ていた」
『!!!???』
▼12.06.04 我らが参謀、柳蓮二!柳さんお誕生日おめでとうございまするううう!