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『あ、千石さん』
「おっ、てんちゃん!朝から会えるなんてラッキー!」
『おはようございます』
「あ、お、おはよう」
『千石さんは今日も元気ですね』
「えっ、なんでそこで物憂げになるの!?俺が元気じゃダメ!?」
『別にそんなんじゃないですよ』
「あ、もしかしててんちゃん低血圧とか?」
『近からずとも遠からず、私はいつだってこんな感じですよ』
「そ、そう?」
『そろそろ予鈴がなりますね』
「あれっ、ホントだ!」
『それじゃあ、千石さん』
「あ、えっと、ちょっと待って、てんちゃん!」
『なんでしょう』
「そろそろ千石さん呼びやめない?清純とか、キヨとか呼んでくれないかな?」
『嫌です』
「えっ即答!?」
『……でも、今日のラッキーカラーを教えてくれるならいいですよ、清純くん』
「い、今、清純くんって!」
焦らされて、朝
『早くしないと遅刻になりますよ、千石さん』
「あれれ、戻ってる」