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『ん?日吉?』
「……」
『ちょっ!無視しないでよ!日吉!』
「またあなたですか」
『また、って……』
「今朝も会ったじゃないですか」
『だって、あれは日吉が』
「あっ、そうだ、梓月先輩」
『おい最後まで言わせろ』
「今度夜の学校に行きませんか」
『は』
「だから、夜の学校」
『何それデートのお誘いなの?』
「なっ、でででででデートとかっ!」
『冗談だよ、誰が好きこのんで夜の学校でデートなんてするかよ』
「……」
『え、何その反応……』
「いえ……」
『え、まさか本当にデートのお誘いだったとか!?』
「ち、違いますよ!」
『なんだーそうかぁ!』
「だ、だから!」
『しょうがないなぁ』
「え」
『こんなことに付き合ってあげるのは私ぐらいだよホント』
「え?」
『だから日吉の行きたいところに一緒に行ってあげる』
「じゃ、じゃあ夜の学校」
『は、却下だけどな』
「……」