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「ふうん」
『何』
「いや?雰囲気変わるもんだなって思っただけ」
『似合わないってか!へーへーわかってますよーだ』
「別にそんなこと一言も言ってないんだけど……よくわかったね」
『くそう……こいついつかぶんなぐる』
「はは!おもしろい冗談だね!一生無理だよ!」
『まじこいつ……腹立つ』
「そんな汚い言葉を吐くのはどの口かなぁ?」
『いひゃい!いひゃいれす!けひょうとれる!』
「え?ごめん何言ってるかわかんない」
『いたっ!幸村がほっぺたひっぱるからじゃん!あーあほっぺた赤くなったー!』
「そんな変な粉つけてるからだよ」
『黙ればいいんじゃないかな』
「梓月のくせに俺に指図しないでくれるかな」
『もうさっきからなんなの幸村』
「は」
『そんなに化粧とってほしいの?』
「……そうだね、台無しだもん」
『え』
「化粧品の良さが」
『こいつまじ滅べ』
「っていうのは冗談で、俺は素のままの梓月の方がかわいいと思っただけ」
『ちくしょう!幸村ちくしょう大好き!』