▼ ▼ ▼
『ずっと、白石君のことを見てました。いっつもおもしろくて人気者で、そんなあなたを見て私は、』
「ちょいちょいちょい!自分めっちゃ無駄多い!」
『え、ええー!?』
「なんでそんな回りくどいんかな!?すぱっと思いっきり言えばええやん!何もかも無駄や!」
『む、無駄って』
「恋に理由も何もあらへん。好きになったもん勝ちや!」
『ごめんちょっとよく意味がわかんない』
「ああっもうそのツッコミすらもどかしい!そこはなんでやねんでええねん!無駄多いで!」
『なんでやねん!』
「ここ使いどころちゃうで」
『なにこれめっちゃむかつく』
「ちゅーわけで、無駄のない告白で頼むで」
『え、私なんで告白に駄目だしされてるんです?』
「あーもう!好きですってはよ言いや!せーの!」
『好きです!』
「はっ、俺は愛しとるけどな!」
『無駄多いのは君の方だよ!』