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「ねーちゃん!わいと結婚せえへんかったら、ちゅーするで!ちゅー!」


それは春休み直前の部活のできごと。いきなり目の前に現れた1年の金ちゃんにそんなことを言われた。ほほう、ちゅーですか、ちゅーですね。


『いいよ』
「えっ!ええん!?ええんか!あれ!?でもどっちのええ?」


一人百面相をくりだしてきた金ちゃんにぷぷぷと笑ったがそれすらも気づいてない。やだもうホントかわいい大好きちゅーしたい。


『ちゅーしていいよ』
「えっ!わいもねーちゃんとちゅーしたい!あれ?でもちょっと待ってやー?ちゅーしたらわいねーちゃんと結婚できひんやん」


えーそんなのわいいややーって口をとがらせた金ちゃんはもうホント天使やだもうちゅーしたい。


『じゃあ、こうしよう』
「どないするん!?」
『私と結婚してもちゅーしよう』
「えー!なにそれねーちゃん天才!めっちゃええ考えやん!!」


そうでしょそうでしょ!胸をはって言えば金ちゃんはきらきらとした目で見てきた。やだもうそんな上目使いとか反則ちゅーしたい。ああもうそんな金ちゃんと結婚したら毎日ちゅーできるじゃないですか。何それ天国ですか、私召されちゃうんですか、でもいいです金ちゃんとちゅーできるなら本望ですねわかります。


「じゃあ、ねーちゃん今すぐわいと結婚してちゅーしよ!」


ああもうその一言だけで私は幸せすぎてとろけますちゅーしたい。


(おい、白石あいつとめんでええんか)
(何言ってるんや、あんなんいつものことやろ)
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