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「なーなー!なんでなん!?」
『えっ!?』
「なんでてんの手ってそんなちっちゃいん!?」
『なんでって言われても……』
「えー?わい、めっちゃ知りたいわぁ」
『うーん、女の子、だから?とか?』
「ふーん?って、うわぁ!ちっちゃいだけちゃうかった!めっちゃやらかい!なんで!?なんでなん!?」
『って、金ちゃん、手!手!手握ってっえっ』
「んー?」
『んー?じゃなくて!』
「あ、てん、顔めっちゃ真っ赤やー!」
『うわああああ言わないでえええ!』
「あーもう、ホントてんかわええなぁ」
『って、そんな無邪気なのが通じるのは1年生までの金ちゃんだけだからな』
「えっ」
『何どさくさにまぎれてあちこち触ってるんだね君は』
「あ、ばれた?」
『ばれるわあほー!!』