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『ジャッカル』
「なんだ梓月か、どうした?飴か?それともチョコか?」
『私は丸井ではない』
「すまん」
『ところで今日は何の日だと思う?』
「今日か?何の日だろうな」
『そうだよ!ジャッカルの誕生日の次の日だよ!』
「俺何も言ってねーけど……あれ、覚えててくれてたんだな、ありがとな」
『うわーん優しさがつらい!』
「えっ、な、なんでお前泣いて!?」
『ジャッカルごめんね……本当にごめんね』
「謝らなくていいって」
『でも』
「ほら、泣き止め、飴あげるからよ」
『だから私丸井じゃないってば……もらうけど』
「俺はさ、丸井以外にこうやってお菓子やる相手がいれて幸せなんだぜ」
『え?どういうこと?』
「嬉しそうに笑って目の前で食べてくれる梓月を見るのが幸せってこと」
『えっ、ええ!?』
「だからこれからずっと俺のとなりで笑ってくれればそれが一番のプレゼントになるけど……どうする?」
『……是非お願いします』
あれ?
プロポーズ?