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「おや?どうしたんですか梓月さんこんなところで」
『友人待ち』
「そうですか」
『柳生は?』
「私は今から部活に……鼻が赤くなっていますね」
『わっわ!まじか!最近寒くなってきたもんねぇ』
「そうですね、もうじき冬ですし、風邪ひかないように気をつけてくださいね」
『はいはい。柳生ってばお母さんみたい』
「お母さん?」
『そう。言ってることがうちのお母さんとそっくり……って、あの、柳生顔が近い』
「あなたがお母さんなんて言うものですから」
『え、あの』
「あなたのお母さんはこんなこともするのかと、思いまして」
『や、柳生!?今、何を!?』
「キスですが。では、梓月さん気を付けておかえりになってくださいね」
『えっ、あ、はい』
「それと、これ……私のですが。このマフラーをつけていれば少しは寒さもしのげますよ」
『う、うん』
「それでは、アデュー」
『あ、あでゅー……』
(って颯爽と行っちゃったんだけど、私今柳生と……)
(うわああああああ!私ってばなんで梓月さんにキスなんかっうわあああああああ)