▼!ギャリー
「……………」
『……………倒れてるね』
「……この人も危険?」
『わからないわ…、とりあえずさっき回復してあげた青い薔薇を持たせてみましょう』
イヴが倒れている人の手に青い薔薇を持たせると、その人はうめき声を上げ、起き上がった。
「…うーん……あら?苦しくなくなった……ん?」
『倒れてたんですよ、大丈夫ですか?』
あ、カッコいいなこの人…。
顔があげられ、そんなことを思った。 でも彼女?彼?は、私とイヴを見て"うわっ!"顔を真っ青にすると勢いよく後退り、距離をとった。
「な……今度は何よ!もう何も持ってないわよ!!」
わ、すごい怖がってるけど睨んでくる。くっそ可愛いなこのオネェ!
オネェの反応に驚いたのか、オネェの形相が怖かったのかイヴが私の背中に隠れた。(前者だと思いたい)
「あ・・・あれ?アンタ達もしかして・・・美術館にいた・・・・・人!?」
『やっぱりアナタも美術館に居たんですね!』
わいわいと自己紹介をして、今後のことを話し合った。
(ナマエ、アンタ可愛いわね。キスしちゃいたいワ!)(…………ギャリーさん、実はバイ?)(バイ?)(そんなわけないじゃない!アタシは ノ ー マ ル よ !)
20120526
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