▼!サブマス南海
ナマエ様の家で生活を共にすることになりました。
『じゃあノボリさん。辛いとは思いますが、私が帰るまでイロリをお願いしますね』
「ええ、家事もお任せ下さい。気をつけていってらっしゃいましナマエ様」
『いってきます!』
スーツに身を包み、この家の主、ナマエ様は早め早めと出勤をなされ、残された私とヒトモシは玄関の鍵を閉めたあと、宣告通り食器洗いに始まり洗濯(一部を除く)をしていました。
昨夜、ナマエ様との攻防(居候になればいいよ!ダメでございます)の結果、見知らぬ地で出歩くのもなんですから、と妥協してしまい、人生初の同棲とやらをすることになってしまいました…!(碧:激しく同棲じゃねぇ…!)
その代わり、"働かざる者食うべからず"ということわざに従いナマエ様がいらっしゃらない間の家事をするという約束をしたのでございます。
少し長話をし過ぎたようでございますね。
ふと聞こえたのは正午を告げる鐘の音。
「おや、もうこんな時間ですか…」
キリがいいと最後にTシャツを畳み、傍らで遊んでいたヒトモシを抱き上げる。
「 モシー? 」
「ええ、ご飯の時間にございますよ。ヒトモシは何か食べたい物はございますか?」
冷蔵庫を開け、中にある具材を見ながらヒトモシが食べれる食材を探す。
「 ンモッシッ! 」
「ナナの実…に、似た果物ですか?」
「 モシ 」
ふよふよと偽ナナのみをねんりきで浮かせ、ヒトモシは己で皮を剥いてゆく。
「皮の剥き方も、ナナと変わらないのでございますね」
ならば自分も食べてみたい。 一つ、黄色いその実を手に取り皮を向いてみる。
「…………甘い…でございますね」
「 モシッ 」
ヒトモシへの食べ物もそこそこに、自分の分を作り上げました。
「お昼なので、軽めのサンドイッチでございます」
「 モッ……!(☆∀☆) 」
「ヒトモシも食べますか?」
「 モシー!! 」
嬉しそうにヒトモシはサンドイッチをもふもふ食べる。
さ、後は掃除に夕飯でございますね。
たっだいまー!! おかえりなさいまし
20120528
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