続き→ トップへ 目次に戻る ■流されまして・下 ※R18 ――ん……はあ……やん……。 あえぎ声は荒い息となって口から漏れる。 腰を揺さぶられ、気持ちよすぎて涙が出た。 「お姉さん……僕のことも……」 ディーが軽く私の髪を引っ張り、意識を戻させる。 快楽で涙を流す私に、どこか意地悪い笑みで、 「もっと上手くご奉仕出来たら、僕もたくさん可愛がってあげるよ」 ――そんなことを……私だって……体力が……。 でも、気がつくと前以上に熱心に口と舌を動かしている。 もうシャツが汚れるとか、体力とかどうでもいい。 ごほうびが欲しい一心だった。 「ふふ。カイお姉さん、本当に、×××だよね……」 少し余裕の失せた表情で笑い、上を向いた胸の先端をくすぐってくる。 とか、上に意識を向けさせられている間も、ダムの動きは速くなっていく。 荒い息づかいは子供のまま、でも私の奥深くを何度も穿つ××は間違いなく大人の もの。私は奉仕を続けながら、のぼせるような熱と快感でおかしくなる寸前だった。 ――あ、ああ……ダメ、そんなに激しく、しないで……ああ……っ! 「お姉さん、カイお姉さん……カイ……っ!」 数も数えられないくらい、激しく、最奥を抉られ、雌の本能のままに腰を動かす。 ――あん……っああ、や、やあ……っ! 打ち付ける音が響き、そしてディーの声もさらに余裕を失う。 「お姉さん、ダメだ……僕、もう……」 チラッと見上げた表情は子供のときと変わらない。 ――ああ、大人になっても、あなたたちは、ディーとダム、なんですね……。 当たり前のことに今更ながらに気づき、 「カイ、お姉さん……っ!!」 「ああ……ダメだ、もう……」 ――壊れる、壊れちゃう!ダメ……やあ……ダメぇ……!! そして、上と下に大量に放たれ、それとほぼ同時に、私も絶頂に達した。 口と、そして下から××が出、私はゆるやかに解放される。 ――はあ、はあ……はあ……。 私はシーツをつかんで快感に震え、ディーに頭を、ダムに身体を抱きしめられた。 「大好き……」 「愛してる、カイお姉さん……」 額と背中にキスをされ、快楽の残滓に身を震わせた。そして緩慢に身体を動かす。 「あ……お、お姉さん、いいよ。自分でやるよ」 慌てたような声。でも私は構わず、ディーの××を舌先で清める。 「ん……ん……」 恥ずかしそうな、嬉しそうな少年の顔。 そして私は顔を上げると、ダムに向き合う。 「う、うん……」 さっきまで私の中に入っていたそれを、ためらいなく口に含み、舌先でなめた。 「あ……」 ビクッとダムが身体を震わせ、切なげな声を出した。ディーが汗ばんだ背中を撫でて くれるのが心地よく、私は疲労さえ苦にならなかった。 ……と、そこまでは良かったのですが。 「それじゃあ、今度は僕の番だね」 ディーが背後に回り、私の身体を抱きしめる。 ――え……? 私は軽く凍り付いた。か、かなりへとへとなんですが……。 「兄弟、お姉さんをちょっと休ませてあげなよ」 先に欲望を満たしたダムは、咎めるような声を出す。 「でも、兄弟だってお姉さんに奉仕してもらいたいだろ?」 ……ヤバイ。ダムがちょっと沈黙してる。 そして大きな悪童は、バツの悪そうな目で私を見下ろし、 「お、お姉さん、連戦で大丈夫?」 ――なワケないでしょうが!! さすがに行為の余韻から冷め、ブンブンと首を左右に振る。が、 「大丈夫だよ、お姉さん。僕らが子供の時だってつきあってくれたでしょう?」 ――いえ、それはあなたたちが子供だったからですよ! 身長以上の斧を振り回す、物騒な大人二人に連続でつきあえるか! でもディーの手が私の下半身に伸びる。 ――や……っ! 白濁した××がかき出され、再び湧き出る愛液を指にからめていく。 ――ん……やぁ……ダメ……っ! 気持ちよさに私は声を出さずに鳴いた。 「ほら、大丈夫そうだよ、兄弟」 「無理はさせたくないけど……お姉さんが欲しいっていうなら……」 ダムが申し訳なさそうに、もう一度自分の××を出す。 ――い、いえ、ちょっと、あなたたち……。 頭上で視線を交わす双子は、間違いなく共犯者の顔をしている。 「お姉さん、ほら、脱いで」 ディーが、汗と体液にまみれた私のシャツに手をかけ、肌着と一緒に脱がせる。 そして二人の大人の男性に挟まれ、全裸の自分は完全に逃げる場所がない。 「お姉さん……いっぱいごほうびあげるからね」 大きくなりかけた私の×××××をそっと愛撫しながらディーが言う。 「じゃあ、お姉さん。お願い」 罪悪感を捨て去った顔のダムが奉仕を促してくる。 ……子供の恋人はこれだから嫌だ。 ――別れましょう……。 むろん、無口復活で声に出来ませんが。 代わりに私は渋々ダムへの奉仕を開始し、ディーが弄りやすいよう身体を開く。 そして、第二戦へ突入。 哀れなカイさんは二人にいじめられ続けるのでした。 ――まあ、ディーとダムだから、いいですけどね……。 半ばあきらめながら、思うのでした。 6/14 続き→ トップへ 目次に戻る |