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■怒らせた話8

※R18

――片足立ちって結構キツイんですよね。
長いこと立ち姿勢でいた後なら、なおさらなんです。
しかも両手まで拘束されていたらね。

「……ん……やぁ……っ……あ……」
「苦しそうだな、ナノ。私は実にいい気分だ。さあ、もっと声を上げなさい」
お言葉通り、ブラッドはたいそう楽しそうです。
彼は私の片足を持ち上げ、秘部を晒させています。
そこに……まあ、その……××を××しているわけです。
「ブラッド……お願い、です……せめて、鎖だけでも……外して……」
絶え間なく貫かれ、快感に酔いたくとも、姿勢と手首の辛さで集中出来ない。
「断る。徹底的に君をしつけさせてもらう。マフィアのボスに逆らえばどうなるか、
恐怖が骨の髄まで染みこむまでな」
冷酷に言われ、別の手が私のあごをつかむ。
そして私の顔を強引にブラッドの方へ向けさせる。
「ん……ふ……」
唇が重なり舌がねじこまれ、容赦なく口内を蹂躙される。
でも私の反応お構いなしの一方的なものだ。
その間も下を抉られ、イキたくてもイケないもどかしさでおかしくなりそうだ。
「や……お願い……外し……あ、やあ……っ……」
苦しいのと気持ち良いので涙がこぼれた。
「この……×××が……」
私を侮辱するブラッドだけど、次第に余裕がなくなってきたみたいだ。
一度動きを止め、私の足を抱え直す。
そして暴れる私を、押さえるように強く抱きしめ、前以上の速さで抽送を再開した。
「や、ブラッド……ダメ、あ、ああ……や……っ」
激しい責めに、胸を揺らし、声を上げて懇願する。
でも、ブラッドが責めを緩める気配はない。肌がぶつかる音がやけに大きく聞こえ、
結合した箇所からあふれるいやらしい液体が、床にポタポタこぼれる。
彼の指がこちらの濡れた×××××に伸ばされ、手荒く刺激された。
「あ、ぅ……すごく、イイ……いじめ、ないで……や……やあ……っ」
「ナノ……っ……」
耐えきれない、というように私の名を呼ぶブラッド。
濡れた片手が私の胸をつかみ、乱暴な愛撫を加える。
足をさらに高く抱えられ、秘部をより顕わにされ、何度も何度も責め立てられる。
「ナノ、誓え!二度と私に逆らわないと……帽子屋屋敷に住み、二度と出て行かないと……!!」
「いや、いやです……っ!」
鎖を鳴らし、泣きながら答えた。
「この×××……トカゲには媚びて、なぜ私に媚びない……!」
激昂するブラッドの責めはより激しくなり、私は苦痛と快感に息も絶え絶えだった。
「ブラッド……もっと、下さい……いっぱい……×××して……やあ……」
求められるまま媚びたことも言ってみたけど、ブラッドはまだ不満っぽい。
「誓え!服従すると……心臓が止まるときまで私のそばを、離れないと……っ!」
「いや……絶対にいや……っ!」
「ナノ……っ!!」
さらに深く打ち込まれ、頭が真っ白になる。欲しい。もっと欲しい。
「ダメです……あなたには、絶対に……っ……」
「ナノ……この……――――……」
ひときわ下劣な侮辱の言葉をかけられた、と思った瞬間に、快感が爆発する。
「あ、あ、あ……やあ……っ!!」
「く……っ……」
私は泣きながら、声を上げて達し、同時に、ブラッドも私の中に放った。

「はあ、はあ……」
汗が身体を流れ落ち、いやらしい体液とともに高価なじゅうたんを穢す。
けど快感の余韻とともに、拘束される苦しさが戻り、ブラッドを見上げた。
「ブラッドぉ……」
でも私から出、手早く彼自身を処理するブラッドは、再び冷たい目に戻っていた。
「私に今後逆らわず、屋敷に住むと誓約するなら、解放してやってもいい」
「そんなこと出来るわけ、ないじゃないですか……」
力なく答える。うう、下が気持ち悪いよう。
「ならそのままでいなさい。ああ、後で使用人に身体を拭かせるから安心しなさい」
「――っ!!お、お願いです、ブラッド。それだけは止めて!!」
恥ずかしさで逝ける。こんな白濁したものを零した格好を、他人に見られると!?
あと、ずっと無理な姿勢を取らされたので、本当に疲れた……座らせてほしい。
でもブラッドは侮蔑したように笑い、
「身体くらいは隠してやろう。私は寛大だから、水もくれてやる。
私のそばを未来永劫離れないと誓いたいなら、いつでも言いなさい。
すぐに温かい食事と風呂を準備させよう」
苦痛を強要し、服従と引き替えに待遇改善のエサをチラつかせる。さすがマフィア。
「残念ですが……それはないですよ」
「だろうな。そうでなくては面白くない。
君が犯した罪も、そう簡単に許すこともできないからな」
そう冷淡に言って、興味を無くしたように私に背を向ける。
あとには余韻も完全に覚め、不快な感触を持てあます私が残された。
けど身体を隠すことさえ出来ず、ため息をつく。
仕返しにしたって、何て最低最悪な。マフィアが私の罪どうこうって大げさだし。
ブラッドも、積もり積もったものがあるみたいだけど、どうすればいいんですか。
不思議の国で積み重ねてきたものをぶち壊して、マフィアのボスの女になれと?
冗談じゃない。
「完全に被害者の顔だな。ナノ。
自分は清廉潔白で、道に外れることを何一つしていないと?」
一度去ったと思ったブラッドがまたこちらにやってきた。
手の洗浄でもしてきたんでしょう。
「い、いえ、そこまでは」
ブラッドの声が怖くて、ちょっと言いよどんでいると、
「思い出せないほど記憶回路に損傷が生じたのなら、教えよう。
君が私を激怒させた、最後の理由を」
そして、床に転がった、ブザーのような部品を蹴る。

――ん……?

……ヤバ。最後の罪状を思い出した。ブラッドならあれは怒る。本当に怒る。
といっても、ブザーはきっかけにすぎなくて、その後が問題だったんですよね。

そう。また時間帯さかのぼって、まだグレイが私の家に居座っていたとき……。

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