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■改装話の後日談7

※R18

「ん……ぅ……」
涙がこぼれる。
抵抗したい、仕返しをしたいと思っても、この空間はナンバー2も控えている。
出来る反抗は何も無い。
私の頭を抱き、口腔内にブラッドの舌が入ってくる。
それは私の舌を捕らえると淫猥に絡め、貪るように吸ってきた。
「ん……んー、ん……っ」
同時に胸をブラッドの服に押しつけられ、裸の背を撫でる手が下りていく。
「っ!……んん……」
手首を縛られ、抵抗もままならない。
ブラッドの手が怖くて腰を動かすと、大きく開かされた前に、彼の……を感じる。
熱を持ち、私の前を擦り、刺激する。
「……っ」
まるで自分から刺激を求めたようで、顔が赤くなる。
「くく。君の方は準備が早いな」
「や……あ……っ!」
後ろから静かに指がつたい、愛液の漏れる場所にたどり着く。
「ん……や…ぁ……あ……」
後ろからぐちゅぐちゅとかき回され、糸を引いたそれを後ろの穴に擦りつけられる。
それだけなのに身体がビクっと跳ね、気がつくとさっきのようにブラッドの……に
自分の前をこすりつけていた。
「気の早いことだ」
ブラッドは前を顕わにすると、縛っていた私の両手を導き、彼の物をつかませる。
私は心得て、必死でそれを扱きだした。
手の中で脈動し、硬くなるそれを見るうちに、自分の奥深くも熱くなっていく。
「はあ……はあ……」
白いモヤが少しずつ頭を浸食していく。
後ろからの刺激も続き、大切な思いや決意が恐ろしい速さで薄れていく。
「そろそろいいか……」
ブラッドは私の手を離させると、ゆっくりと私の身体の向きを変えさせた。
「え……?」
少し正気に戻ると、そこには書類仕事をしているエリオットが見えた。
「ブラッド、いい加減にしてくれよ。集中できねえだろ」
迷惑そうなナンバー2。
「退屈な書類仕事の後に待っている報酬を見せただけだ。
だから早く終わらせて、おまえも来い」
そう言って私の両膝を持ち、大きく開かせた。秘部が晒され、必死に声を上げる。
「や……やだ……!やだやだ!み、見ないでください、エリオット……!」
「見せつけたい、の間違いだろ。くそ、意地でも早く終わらせてやる!」
「やあ……」
そしてソファに深く座したブラッドは、私を身体の上に乗せるような体勢にし、
下から侵入してきた。体重の重みで根元まで受け入れてしまい、悲鳴が漏れる。
「あ…ああ……やあ……っ」
「ほら、頑張っているエリオットにもっと見せてやりなさい」
「ん……や……見ないで……お願い……」
必死に手で隠すと耳朶を甘噛みされる。
そして腰をつかまれ、揺さぶられた。

「あ、あ、ああ、あん……やあ……」
いやらしい音とエリオットの硬いペンの音が奇妙に混ざり合う。
恥ずかしくて、でも気持ち良くて、前を押さえるだけで精一杯だった。
「ほら、両手で前を隠すなど、エリオットを煽る真似をするな」
「だ、だって……や……やだ……」
揺さぶられながら必死に懇願する。
当の三月ウサギは、苛々したように私を見、
「集中出来ねえよ。頼むから他でやってくれよ」
うんざりしたように私の前を見るエリオットは本当に辟易しているように見えた。
けれどチラッと見えた彼のズボンは、見間違いでは無く確かに膨らんでいる。
「ん……や……やあ……っ」
「お嬢さん。君も集中しなさい」
背後から胸を愛撫され、赤くなる。
一瞬だけれど、エリオットに貫かれることを考え、熱くなってしまっていた。
「ん……ん……っ」
何度も激しく突き入れられ、何も考えられない。
もっと欲しい。もっと見て欲しい。
気がつくと両手をずらし、前を隠すのを止めていた。
「いい子だ……」
肌のぶつかりあう音といやらしい水音、そして苛立ったようなペンの音が響く。
「はあ、ふぁ、ああ、ひ、あ、ああ……っ!」
髪を振り乱し、胸を勃起させ、自分から腰を上下させ、喘ぎ声を上げる。
「熱いな。お嬢さん。見られて興奮しているのか?いやらしい子だ」
「だから見てねえよ……くそっ」
また計算を間違ったのか、苛々も最高潮な様子のエリオット。
「あ……ひぃ、あ、うあ……ああっ」
抜ける寸前まで腰を持ち上げられ、下ろされる。根元まで突き刺され、獣のように
悦んでしまう。もう気持ち良すぎて言葉が出ない。
そして、互いに絶頂が近かった。
「お嬢さん……もう……」
「ブラッド、来て、いっぱい、出してくだ、さい……」
足をつかまれ、より強固に結合させられる。
そして一際激しく突き上げられ、頭が真っ白になった。
「あ、ああ……あああっ!ああ……っ!」
私は全てを忘れ、絶叫した。
一瞬遅れ、内部に激しい迸りを感じる。
「ナノ……っ!」
後はもう絶頂感でビクビクと身体を震わせた。
そのとき、エリオットの歓喜の声が聞こえた。

「終わったあーっ!」

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