『それではまた次の配信でお会いしましょ〜う。ばいばーい!』

固定されているスマホの画面に向かって笑顔で手を振る。画面端に"ばいばい""お疲れ様でした"など、コメントが流れていくのを確認しながら名残惜しくも配信を止めた。PCや他の機材全て、配信が終わっているのをチェックしてからセットしてあったお飾り程度のライトやスマホを固定する器具をロッカーに片付けた。

マネージャーに配信が終わった事と一応、配信は24時間だけアーカイブが残るように設定してあることを電話で告げて借りていた会議室を出る。と、見知った姿が複数視界に入った。


「ワオ、UNDEADが勢揃いだ!お疲れ様」

4人揃っているのを見て、つい仕事モードになってしまい、普段の私ではなく男前と言われるR'sでの話し方で声を掛けてしまった。このモードで関わることの少ない後輩2人は少し困惑しているようだったが、同期である2人は普段通りに接してきた。

「お疲れ、流架ちゃん。さっきまで配信してたでしょ〜見てたよ」

「仕事モードは相変わらず男前じゃのう」

「うわうわ、恥ずかしい!最近R'sでの活動多いから無意識のうちに出ちゃってるんだよね...」





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