朔間先輩と恋対戦 | ナノ


震える足をずっと見つめつつ、夢ノ咲学院の普通科に通いながら並行して演劇科の授業を受けていた日々を思い出す。

元々子役として活動していた私だが中学に進学した頃、学業に専念する為に芸能活動を休止。お陰で中学卒業後の進学先は偏差値の高い学校を勧められた。だが芸能界を諦めきれなかった私はそれらを蹴り、夢ノ咲学院に入学したのと同時に芸能界復帰し、アイドルとして活動を始めた。

ただ、"役者"ではなく"アイドル"として復帰した私の知名度は高くなく、更にこの学院のアイドル科は男子生徒しか居なかった為、普通科に通いながらオマケ程度で演劇科のレッスンを受けさせて貰っていたのだ。



prev next


×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -