お、落ち着け俺。
別にそんな、そんな事するわけじゃない!
男子高校生で興味があるお年頃だが我慢出来ないことは無い筈だ。大丈夫大丈夫...
ガチャっ
「ゆーう、洋服借りていいー?」
「っ...はい!」
こんにちは、皆さん。水野祐です。
何故今こんなに焦っているのかと言うと、お昼に遡ります。
食堂で食事を終えた俺たちは昼休みが終わるまでいつも通りサンリオ話で盛り上がっていた。今度ギフトゲート行こうぜ〜なんて約束をしていると、俺の携帯が振動した。ん、と携帯の画面をみると恋人未満(自称)の幼馴染からのメッセージ。
嬉しくなってすぐにメッセージを開いてから固まった。固まった俺に気付き、しゅしゅと康太が声を掛けて来たが俺はぷるぷる震えながら携帯の画面を見せる事しか出来なかった。
−−−今日、祐のお家泊まりに行ってもいい?
んで、しゅしゅに無理させんなよとか康太に無理矢理はダメだよとか言われながら学校から帰り、スーパーに寄って食材を買ってる時にたまたま彼女に会いそのまま一緒に帰宅。現在彼女は俺の家で風呂に入っている。
「ああ、俺大丈夫かな...」
ガチャ
小さく呟いたと同時に部屋のドアが開いた。
「祐、お風呂ありがと」頭からタオルを被り、俺のTシャツを着た彼女が入ってくる。
「ちょ、Tシャツだけかよ!」
「大っきいんだもんー」
「もーハレンチな子に育って...」
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