♪〜

練習の合間、丁度昼食を取っていたときにテーブルに置いていた自分のスマホが音を奏でた。私の右隣に座っていたミラと私の目の前に座っていたユーリがスマホに注目する。

スープを食べていた手を止めてスマホを覗き込むと知らない番号が表示されている。しばらくコールしているのを眺めていたが切れる気配がなく、首を傾げながら通話のボタンを押しスピーカー部分を耳に押し付けた。


「... Аллё」

一応ロシア語で出てみると電話の向こうから聞き慣れた声と"日本語"が聞こえてきた。

『ああ、レイラ!突然ごめんね』

「...お兄ちゃん?」

グランプリファイナル後からよく連絡を取るようになっていたが、電話がかかってくるのは珍しい。

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