そう言って照れたのかぷいっと顔を背けるユーリ。...驚いた。あの頃そんな事を思っていたのか。5年前と言ったら私も12歳でシニアデビューしておらず、日本からロシアにリンクを移して頑張っていた頃。...確か、ヴィクトルに目を付けられたのもその頃だったか。


「...あの頃ね、日本からリンクを移してきたばっかりだったの。皆について行けるか不安で不安で仕方無かった」

「...ヴィクトルに目付けられてただろ」

「うん、それでも不安だったの。だからこうやって思っててくれた人がいたのが嬉しい。」


フフ、思わず声が漏れた。
あんなに小さかった男の子がいつのまにかこんなに成長していたなんて。


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