四番隊に所属していたとき、新しく入隊した新人死神が直ぐに四番隊第三席になった。周りからの反応はあまり良いものでは無かったが、その死神は愛想が良く、新人で第三席になったのを威張りもせず、ただ死神である自分に誇りを持っているだけだった為周りとも直ぐに打ち解けていた。



僕と初めて会話したときに可愛らしい笑顔で話しかけてきた彼女。


ーーーー「お早う御座います、吉良くん」


本来、僕から頭を下げるべきだと、謝罪をすると彼女は「堅苦しいのは苦手だからこういう時は上官として扱うの辞めてください」と軽くあしらい、ついでに、と敬語を遣われる事を拒み呼び捨てするように言った。

最初はあまり気分の良いものでは無かったが、毎日顔を合わせる度、元気良く笑顔で話しかけてきて、新人らしく振る舞い歳上の僕を敬ってくれる彼女に
応えたくなり、彼女の言う通りにする事にした。


隊長がいる時は流石にまずいかと思ったが、「いいのですよ」と隊長が優しく微笑むのを見て隊長からしても彼女は特別な存在なのだと気付いた。






そして、僕にとっても特別な存在だと思うようになった頃、僕らは大幅に変化していた。






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