「っ、」
女子生徒───夜行所属の藤咲菜摘は制服のリボンを外し、ぐいっと制服を下にさげた。
「え、ちょ!」
良守は少し赤面しながら菜摘を見る。
「え、お前……。」
影宮は菜摘の胸元を見て目を見開いた。
「……え?」
続いて良守も。
良守は目を見開いた後、自分の手のひらを見つめた。
「何で、方印が。」
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