正しいプレートの取り方




「お待たせ、エレフ。」
「あぁ、無事に取れたんだな。」
「もちろん♪」
「・・・何か、やけに上機嫌じゃないか?」
「うふふ、そう?」














四次試験が始まって二日目の夜。
私はエレフと合流した。

「エレフは一日目に狩ったの?」
「あぁ、思ったよりも情報が早く届いたからな。」
「ふふ、優秀でしょう?」
「・・・どんな手使ったんだ、とは聞かない方が良さそうだな。」

小さな滝の裏にあった洞窟の中。
そこに焚いた火の側で私達は向い合って座っていた。
森で採ってきた木の実や魚を夕食にし、今はエレフが木で作ったカップに、これまた森で採れたハーブを使ったハーブティを飲んでいるところだ。

「どうして?聞いてよ。自分で言うのもなんだけど、結構模範的なプレートの取り方したと思うのよね。」

嬉しそうに話す私にエレフの顔が引き攣っていたけど、私は構わずプレートを取るに至るまでを話した。

「まずは情報収集ね。これは・・・」






 ・
 ・
 ・






「ごきげんよう。」

「ーーーひっ?!」


木の上に身を潜めること数十分。
やっと目的の人物が森の中へと入ってきたので、私はそっと彼の後ろに降り立ち肩を叩いた。
小さく悲鳴を上げて飛び跳ねた彼が可笑しくて、思わず笑ってしまう。

「ふふ、嫌ですわ。私は化け物ではございませんことよ。」
「お、お、お前っ!まさか俺がターゲットか!」
「違いますわ、トンパさん。私、あなたから情報を貰いに来たんですの。」
「じょ、情報?」

訝しげに私を見るトンパさんに、私は191番と198番の受験生の名前と特徴を聞いた。
まぁ当然の事ながら彼はハッと鼻で笑い、教えるかよ、と言ってきたわけだけど...

「あらあら、それは残念ですわ。」

私は大袈裟に困った風を装い、頬に手を当て溜息を吐いた。
そして一枚のプレートをトンパさんへと見せる。
その瞬間、彼は顔色を変えた。

「情報が手に入らないのであれば、やはり3人適当に狩るしか御座いませんのね。
幸い今1枚は手に入りますので問題はありませんが・・・」

ふぅ、と溜息を吐き横目でOのプレートを見る。
トンパさんは慌てたようにプレートへと手を伸ばしたが、私はそれを難無く躱した。

「お、お前っ、いつの間にっ!!」
「さぁ?いつでしょう?」
「ーーっ、馬鹿にしやがって!」
「嫌ですわ。馬鹿になどしておりません。
ただ、“いつか”なんて聞くだけ無駄なことですのよ?」

ここで私は恐ろしいほど綺麗に微笑んでみせた。



「だって、“いつでも”取れますもの。この意味、お分かりでしょう?」





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 ・
 ・
 





「・・で、プレートと引き換えに情報を貰ったのよ。
戦わずして得る。素晴らしいわね。」

「・・・お前、それはただの恐喝だろ。」


ガックリと項垂れるエレフに首を傾げる。

「どうして?ベストな方法だったと思うわ。」
「いや、情報を集めるだけならもっと違うやり方もあっただろ。」
「精霊とか?」
「あぁ。」
「それは嫌よ。精霊達に頼るのは最終手段って決めてるの。
それに、精霊達を無闇矢鱈と人間に関わらせたくないのよ。
それぞれの領域はしっかりと守らなきゃ共存していけないわ。」

私の言葉にエレフは小さく目を見開き、そしてそっと目を伏せた。

「そっか。そうだな・・・」
「・・・でも、エレフはいいんじゃない?草花は人の手から生まれるものでもあるわ。それにその石。」

私はエレフの首にかかっている緑色の石を指す。
エレフはその石を手に取り、あぁ、と頷いた。

「精霊との契約の証だ。ーーって、いた、痛いやめろソラっ!」

急に腕を上げ頭を守るようなポーズをとるエレフに首を傾げ、そして私はあっ、思い至る。

「契約精霊さんに怒られてるんだ?」
「はぁ...なんで教えるんだ、だと。」
「ふふ、エレフの事が好きなのよ。」
「にしてもだなぁ・・って、おい!こら、ルーエルの所に行くな!」
「へ?・・わわっ」

エレフの手が私に伸びると同時、私の髪の毛が一房浮き引っ張られた。

「こらっ!ルーエルを攻撃するんじゃない!」
「あはは。平気よ、エレフ。
ねぇ、精霊さん、安心して。私はアナタからエレフを取ったりしないわ。」

優しく微笑みながらそう言えば、引っ張られていた髪は徐々に緩まり、そしてファサッと元の位置へと戻った。

「全く・・大人しくしとけ。」

その言葉と共に精霊さんは消えたのか、エレフがはぁ、と溜息を吐いた。

「悪かったな。普段はあんな事するヤツじゃないんだけど・・・」
「ふふ、私に嫉妬しちゃったのね。叱らないであげてね、エレフ。」
「あぁ、分かってる。それより、ルーエルも精霊と契約してるだろ。そのイヤリング・・」
「えぇ、そうよ。」
「そっか。何というか、心強いよな。側にいるだけで安心して戦えるというか・・・」

エレフのその言葉にシルフとディーネの顔が浮かぶ。
私はそっと目を閉じ、えぇ、と頷いた。

「いつも助けられているわ。そして守られている。
だからこそ、私も彼等を守りたいって思う。」

目を閉じていたからエレフがどんな表情をしていたかは分からないけど、でもふっと柔らかく笑ったのは何となく分かった。

「そう言えば、私が情報送ったあとすぐに狩ったのよね?ボドロさん、だっけ...どうだった?」

ふと顔を上げて尋ねれば、エレフは191番のプレートを取り出し指の上でクルクルと回し答える。

「格闘家だったな。体術では勝てないから矢で木に貼り付けてすぐに蔓で身動き取れないようにしたんだ。」
「へぇ、結構あっさりだったのね。」
「相性が良かっただけだ。それに近距離の勝負に持ち込まれていたら厳しかったよ。」
「なるほどねー。まぁ、でもこれで四次試験合格したも同然だものね。おめでとう。」
「ルーエルもな。というか、遅かったけどそっちは苦戦したのか?」

エレフからの質問に私は待ってましたとばかりにニヤリと口角を上げ目を光らせた。
そんな私にエレフは、しまった、と顔を青くする。

「いや、過程とか関係ないよな。とりあえず合格したんだ、おめでt・・・」
「苦戦する相手じゃなかったんだけどね?少し面白い展開だったから時間使っちゃったのよ。」

エレフの言葉を遮りふふっと笑った私は、198番のプレートを取り出し、手に入れるまでの過程を話し始めた。

「私のターゲットはイモリっていうアモリ三兄弟の一人だったんだけどね・・・」




 ・
 ・
 ・






(さて・・・と。名前と特徴は分かったけど位置が分からないわね。)

再び木の上で“絶”をして隠れている私は、うーんと頭を捻った。
念を使うにも範囲が広すぎてぶっ倒れるだろうし、かと言って風の精霊達に頼むのも気が引ける。
どうしたものか...と頭を悩ませていると、ふと隣で風の気配がした。

    ウィンディ
「【 風の子供達 】を使ったらどうです?」

そこには、にっこりと笑いながら私を見下ろすシルフの姿が。
彼の言葉に私は首を傾げた。

「ウィンディ?」
「えぇ。ルーエルが使える魔術の一つです。意思を持った風達を送る事で探し人を見つける事が出来ますよ。
まぁ、身なりや名前が分かっているっていうのが前提条件にはなるんですけどね。」
「そこは問題ないわ。にしても...そんな魔術があるのね。それは召喚魔術?」
「いえ、そんな大袈裟なものではありません。いつもの風を操る感覚で出来るはずです。」

その言葉に私はなるほど、と頷きいつものように手に魔力を集める。
そして発動条件になる言葉を紡いだ。


        ウィンディ
ー “私の可愛い風の子達。
       さぁ、お行きなさい。” ー



ふわりと私の手から風が四方へと巡っていく。
ゼビル島に一陣の風が吹いた。
それは一瞬の事。
すぐに私の元に戻って来たウィンディは私の欲しい情報を囁きかけてくれた。

「なるほど、ね。なかなか面白いことになってるじゃない?」

ニヤリと笑った私は、目的の場所へ向かう為その場から一瞬で姿を消した。




 * *




“彼等”を尾行すること、約一日。
ゼビル島に来てから二日目になる今日、私は動き出しそうな“彼等”の気配にそっと目を開けた。

(そろそろ動くかしら。というか、あの子にしては我慢した方よね。)

神経を研ぎ澄まし、より気配を潜める。
“絶”をしているから彼等は絶対に気付かないだろうけど、念の為だ。

「なぁ、出てこいよ。いるんだろ?」

私が尾行していたうちの一人、キルアが自分の後方に向かって声を掛けた。
その声に答える声はない。
キルアは大きく溜息を吐いた。

「来ないならこっちから行こーっと。
でもさー、倒したってどうせ1点なんだよなー。」

そう言って踵を返し歩き始めるキルアに、声を掛けられた人物は動揺を見せる。
と、そこへ新たな人物が二人加わった。

「待たせたなイモリ。」
「あ・・・兄ちゃん!!」
「そっちはもう終わってるよな・・・ってまだ終わってないのかよ!!
あんなガキにまでビビッてるのか!?」


(アモリ三兄弟、やはり揃ったわね。)

一箇所に集まった彼等に口角を上げる。
おそらく彼等が束になってかかったとしてもキルアには勝てない。
あえて手助けする必要もないだろう。
私が警戒すべきは、私と同じく彼等を尾行している“もう一人の存在”だ。

「なぁ、ボウズ。プレートくれねーか?大人しく寄越せば何もしない。」

兄達の存在に安心したのか、思いっきり上から目線でそう言ったイモリ。
そんなイモリにキルアは目を丸くし、そして一言。

「バーカ。」

その瞬間、イモリがキルアの鳩尾に思いっきり蹴りを入れた。
後方に吹っ飛んだキルアはそのまま地面へと倒れ、動かない。

「バッチリ鳩尾昇天もんだぜっ!だから大人しく寄越せって言ったんだ。」

得意げに笑ったイモリに兄達も満足気に笑っている。のも束の間。

「ふーん。198番、ね。」

よっとジャンプして体を起こしたキルアは手に持つプレートの番号を読み上げた。
その番号に目を見開いたのはイモリで。
慌ててポケット等を探すが見つからなかったのか、驚愕の表情でキルアを見ている。

「と、いうことは・・・アンタ等のどっちかが199番?」

ニヤリと笑ったキルアに、キルアのターゲットが199番だと悟る。
ということは、だ。未だに身を潜めている“彼”のターゲットは197番、ね。

「・・・マジで行くぞ。こいつただのガキじゃねぇ。」

アモリ三兄弟を包む空気が一変する。
フォーメンションを組んでキルアへと攻撃を仕掛けるが、キルアはあっさりとそれを躱し細っこい人・・・アモリかしら、の背後にまわりその背を捕らえると、首に手を当てた。

(・・・爪が、ナイフみたいになってる?)

スッと目を細めてよく見れば、アモリの首に当てられている手は爪がナイフのように鋭く尖り、アモリの首からは薄っすらと血が垂れている。

「動かないでね。俺の爪、ナイフより切れるから。」
「に、兄ちゃん・・・」
「・・ちっ」

キルアはアモリのポケットをゴソゴソと探るとプレートを取り出した。

「197番かぁー。俺こういう勘、全く当たんないんだよね。ということは、アンタが199番?」

聞かれたガタイのいい人ーウモリーは、額から汗を流しながら頷いた。
キルアはふふん、と獲物を強請る猫の顔になりウモリへと指をチョイチョイっとする。
ウモリは悔しそうにプレートを投げ渡すと、キルアは満足気に笑った。

(終わったわね。さ、キルアに交渉しに行こうかしら。)

立ち上がりグッと伸びをしたと同時、私はすぐ上を飛んでいった白いものに目を奪われた。

(ーーーは?)

反射的にキルアを見れば、彼はプレートを私とは逆方向に投げている。
その様子に、今私の上を飛んでいったのが余ったプレート二枚のうちの一枚だという事に気付いた。

(ーーーっ、キルアのっ、バカァっ!!)

私と同時に動いた“もう一人の気配”とは逆方向のプレートを追い掛ける為に、私は立っていた枝を思いっきり蹴った。




・・・ーーー




ガサリ・・・

目の前にある枝葉を分ければ、そこに白いプレートが見えた。
私はそれを拾い上げ溜息を吐く。

(197番....)

と、いうことは、だ。

(ハンゾーの手に198番があるのね。・・・はぁ。)

ハンゾーのところへ行くか...。
私は拾い上げたプレートをポケットに仕舞い、ハンゾーがいる場所へと向かった。




ーー・・・




気配を消しストン、とハンゾーの真後ろへ降り立つ。
そして私は令嬢よろしくの声音で挨拶をした。

「ごきげんよう、ハンゾーさん。」

その瞬間、私の顔の横を何かが掠めた。
ふわりと白金色の髪が数本散る。

「あらあらまぁまぁ。いきなり攻撃なさるなんて酷いですわ。」
「・・・フレイヤ、か。俺がターゲットってか?」

警戒心を顕にするハンゾーに私はニコリと笑い、いいえ、と否定した。

「私が欲しいのはあなたの持つ198番のプレートですわ。」
「ーーー!・・何故それを知っている。」
「あなたがキルア、正確にはアモリ三兄弟かしら?を尾行していたように、私も彼等を尾行していましたもの。」

私の言葉にハンゾーは大きく目を見開いた。
まぁ、“絶”をしていたから気付かないのも仕方ない。

「キルアが三枚のプレートを取ったところまでは良かったのです。ハンゾーも想定内だった事でしょう。
ですが・・・まさかあの子、プレートを投げ飛ばすなんて・・・。」

言いながら思わず溜め息が出てしまった。

「そこで、です。」

私はポケットの中から恐らくハンゾーが望んでいるであろう197番のプレートを取り出す。
それを目の前に掲げ、にっこりと微笑んだ。

「トレードしませんこと?お互いに損はなくてよ。」

その言葉にハンゾーは探るように私を見ると、試すように口を開いた。

「トレードの必要あるか?今俺がお前からプレートを奪えばお前を落とせて一石二鳥だ。」

そんな彼に私は口元に手を当て、ふふっと笑う。
そして口元だけに笑みを浮かべ威圧するように言葉を落とした。

「そのお言葉、そっくりそのままお返ししますわ。
誤解なさらないで。トレードはあなたへの情けですのよ。
尾行されている事に気付かなかった相手に勝てるとお思い?
まぁ、あなたからプレートを“二枚”奪ったところで、あなたの実力ならすぐに6点分集まるでしょうけどね。」

お世辞でもなくそう言えば、彼はジッと私を見た後に思いっきり溜息を吐いた。

「敵わねぇな。その通りだ、俺はお前に勝つことは出来ない。
プレートはトレードしよう。だが、一つ条件がある。」

真剣な顔でそう言ったハンゾーに私も笑みを消し、彼を見つめ返す。
そんな私に、彼は言った。

「武器の使用なしの組手をして欲しい。」

予想の斜め上をいった言葉に私は目をぱちくりさせた。

「組手?」
「あぁ、フレイヤは俺が今まで出会ってきた奴らより強いと感じた。だから、自分の力が何処まで通用するのか、やってみたいんだ。」

ハンゾーの言葉に私は共感の意で頷いた。
確かに自分より強い相手と出会った時、闘ってみたいと思うことはよくある。

「手加減なし、でいいのね?」
「あぁ。」

真剣に頷き構えを取ったハンゾー。
それに対し、私も構えを取る。



そしてーー・・・







 ・
 ・
 ・






「ボコボコにしたんだな。」

溜息混じりに言われたエレフの言葉に、私はむっと頬を膨らませた。

「失礼ね。“コテンパン”にしたのよ。」
「いや一緒だろそれ。」
「全然違うわ。ボコボコだなんて、なんだか野蛮じゃない。品がないわ。」
「・・・そうだな。品は大事だ、あぁその通りだ。」

何処か遠い目をしてそう言ったエレフは、はぁ...と息を吐くと私の持つプレートをチラッと見た。

「で、トレードして晴れて合格?」
「えぇ、そうよ。戦わずしてプレートを得る。素敵でしょ?」
「ハンゾーさんボコボコにしたくせに。」
「あれはただの組手よ。その前の交渉でプレートは得たも同然だもの。」
「・・・まぁ、突っ込みどころは多いけど。」

エレフはふっと笑うと私の頭に手を置いた。

「良かったな、誰も傷付ける事なくプレートが揃って。」

その言葉に目を見開く。
固まる私にエレフは首を傾げた。

「あれ、違った?てっきり戦う事を避けてるのかと思ってたんだけど。」
「ううん、実際そうなんだけど...。どうして分かったの?」

私の問いにエレフは一瞬考える素振りを見せ、そして私の顔を見た。

「ルーエル言ってただろ。
“今の私ならいつでもヒソカを殺せるから”って。」
「えぇ、言ったわね。」
「あの時の声音が・・・なんか、“力があるからこそ、それを振るいたくない”って言ってるように聞こえた。」
「ーーーっ」
「・・正解?」

私が息を呑んだのを見て、エレフは苦笑した。

「これは俺の憶測だけど...旅団が“殺す”なら自分は“生かす”って考えてるんじゃない?」

その言葉に私は詰めていた息をそっと吐いた。

「どれだけ鋭いのよエレフ...。
・・・そうよ、私は力を持って生かす道を選んだ。
旅団の皆は大切だけど、でも私は簡単に人殺しは出来ないわ。
だって・・・そう育ててくれたのは彼等だもの。」

世界は美しい。
この目を通して私が見てきた世界は綺麗なものだった。
ビスケの下で修行するようになってからは、見る世界が少し変わったけど、でもビスケは生かすことを教えてくれたわ。

旅団の皆が私に何を望んだかは分からない。
だけど、彼等が好きだと言ってくれた笑顔だけは無くしたくなかったから。

「考え方が、違ってもいいの。
私は私が生きてきた中で得たものを大切にしていくわ。」

そう言ってふわりと笑えば、エレフも優しく微笑んでくれた。

「俺も同じだ。彼等に憧れはする。でも、生き方を真似ようとは思わない。」
「それでもクロロ達に会いに行くの?」
「あぁ、ぎゃふんと言わせなきゃだからな。」
「クロロが負けるところなんて想像がつかないわ。」
「俺も負ける想像しか出来ない。」

「・・・・」
「・・・・」
「・・・ふふっ」
「ぷっ、あははは!」

お互いに顔を見合わせ笑う。


夜もだいぶ更けた。
私達は明日からの修行に備え、それぞれ眠りについたのだった。




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