あとがき



アレン「連載も無事終わりましたことですし
ここでひとつ補足も兼ねて質問形式で裏話、裏設定等話していきましょう。
ネタバレなどもありますのでご注意ください」

ルシファー「回答者がなぜ管理人ではなく私なのか少々疑問ですが
まあ、回答中に寝てしまったらすみませんとだけ言っておきます」

ア「叩き起こしますので安心してください」

ル「似非紳士ならず、S紳士ですね。わかります」

ア「さっそくですが、この連載随分暗いですが
もっと明るくならなかったんですか?
せっかくの僕中心の夢なのに甘い雰囲気が台無しです」

ル「いえ、最初はもっと暗くて救いのない話だったようです。
そちらで良ければご紹介しましょう」

ア「さっそく心が折れそうなんですが」

ル「はっきり言ってしまえば
話の内容自体そんなに変わりはありません。
ただ、双子は最初いませんでした」

ア「え、そうなんですか?」

ル「その代り、アクマになり咎落ちするのはヒロインです。
つまり、アレンは愛しい人を壊す話だったわけです」

ア「…………」

ル「ヒロインのデフォルト名が
何故ルシファーという神話でいう魔王の名前なのか
それを考えればすべて分かります。
それは、ルシファーの神話をモチーフにしてるからです。
元は天使(使徒)だった者が神に反逆し(咎落ち)地に堕とされた(アクマ化)
一方でルシファーはラテン語で「光り輝くもの」「光を与える者」
つまり、命を落とすしかない絶望する者への救済が出来る人でもある。
ということです。
ちなみにイノセンスの形が羽なのか
それもルシファー(天使)に由来するわけですね。
双子が咎落ちしなければ
ヒロインはその運命を辿ることになったわけです」

ア「…神話がモチーフなら双子のカストルとポルックスも…?」

ル「ええ、知ってる方もいると思いますが
双子の名前はふたご座のカストルとポルックスからきてます。
神話で、ある事件の戦いの最中、兄のカストルが死亡し
弟のポルックスがそれを嘆き悲しみ
最後はゼウスの力で不死身であるポルックスの力を
カストルに分け与えたとあります。
これはお互いがひとつになったとも解釈できますよね。
連載ではアクマという形でひとつになりました。
余談ですが双子はエクソシストとして才能はありましたが
性格的に向いていないという裏設定があります。
その為、伯爵の誘いにすぐ乗ってしまったわけですね」

ア「お…重い…」

ル「夢小説で夢も希望もない話を書くのもなあ…と
公開するまえに書き換えたわけです。
犠牲者(双子)はなかったことには出来ず
ハッピーエンドとは言い難いですが」

ア「管理人は甘い話が好きだったんじゃないんですか」

ル「昔と違って
甘いものばっか食べてたら胸焼けする歳になったそうです」

ア「管理人に救いがなかった」

ル「破滅者の歌声の名前をセイレーンかローレライ
どっちにするか悩んで
仕事中に色々真剣に考える中二心は爆発なのにね」

ア「仕事しろ給料泥棒。
結局セイレーンになったわけですが」

ル「セイレーンとローレライは似てるようで違いますからね。
セイレーンは美しい歌声で船乗りを惑わし船を沈める怪物。
ローレライは美しい少女がローレライ岩山に佇んで歌を歌い
見惚れた船頭等が渦に呑みこまれるという伝説です。
歌に効果があるヒロインはどちらかと言えばセイレーンの方でしょう」

ア「ヒロインの歳などの設定は曖昧なのに
そこはしっかりしてますね」

ル「ヒロインの出身地設定は決まってるみたいですよ」

ア「え、どこなんですか?」

ル「例えば英国出身のアレンとケンカして
ヒロインが怒って実家に帰っても
アレンが迎えに行ける距離の国です」

ア「結局曖昧だった。
この様子だと彼女が歌う歌も曖昧なんですかね?
なにかイメージ曲みたいなのはあるんですか?」
ル「管理人の中で一応あるようです。
とても良い曲ですのでご紹介しますが
基本は読者様の好きな曲、好きなイメージなので
自分のイメージを崩されたくないかたはスルーしても問題ないです。
歌詞の引用は
著作権法第32条1項
「公表された著作物は、引用して利用することができる」の「引用の批評」に
合致する上、営利目的でないため著作権法違法にはなりません。
ご安心ください」

ア「歌詞のURLはこちらになります。
民族的な雰囲気でとてもいい歌ですよ。
他になにか裏設定などはありますか?」

ル「まだハッキリ決まったわけではないですが
ヒロインの師匠がクロス元帥ということでしょうか」

ア「エ…」

ル「と言っても、アレンのように本格的に修行したわけではなく
無意識に使っていたイノセンスがどういうものかを
初めてヒロインに教えた人というだけです。
なのでヒロインは元帥を「先生」と呼んでいて
実はアレンとヒロインは同じ師匠だったというオチです。
ただ、本誌で元帥がどのくらい放浪し
アレンと出会ったかが明確でないため決定し兼ねてます。
イメージでは元帥がアレンを弟子にする前にヒロインと出会っている
なのですが、本誌の設定によっては
少々無理があることになってしまうので…
まあ、夢小説なので無理設定なんて今更なんですが」

ア「本誌にいないヒロインがいる時点で無理設定ですよね」

ル「ちなみにヒロインは元帥の借金は背負ってません。
元帥の性格から察してください」

ア「ええ、あのバカ師が女性に借金なんて背負わせませんヨ(絶望)
むしろ成長して女性らしくなったヒロインを口説きそうで恐ろしいです。
そういえば、連載終盤で思ったんですが
僕とヒロインって結局結ばれたんですか?」

ル「残念ながら結ばれてません。
ヒロインがアレンに対して
恋愛対象としてのフラグが立ったのが初任務の帰りの戦闘で
初めて気になり始めたのが連載終盤の名前の呼び捨てです。
皆さんも察してると思いますが
ヒロインは付き合いの長い人のみ呼び捨てで
他はすべてフルネームです。
そこまで付き合いが長くないアレンを呼び捨てにしたのは
特別に思いだしてるという無意識の意思表示です。
何故そこまで恋愛対象として見なかったのか
単に自分の両親が亡くなって恋愛どころじゃなかったからです」

ア「じゃあまだ恋人同士じゃないんですか。
むちゃくちゃもどかしいんですけど、僕」

ル「更に言うならこの連載は単行本で言うなら16、17巻あたりです。
なので実はアレンの傍にハワード・リンクがいました」

ア「え、全然気付かなかった」

ル「ヒロインに夢中になり
完全に眼中の外だったわけですね」

ア「というか何気に原作寄り連載だったんですか。
何故一巻から書かなかったし」

ル「そんな体力と気力が管理人にあると思ってるんですか」

ア「ない」

ル「そういうことです。
まあ、管理人もこのままじゃ煮え切らない気持ちはあるようなので
実は続きとして連載の話を練っているようです。
その話はアレンとヒロインが結ばれるまでの工程が
書かれるようですよ。」

ア「その話は明るいですよね?
皆さんが期待するあまーい話ですよね?」

ル「あ、管理人が目をそらしましたよ」

ア「期待するだけ無駄って言いたいんですかバ管理人」

ル「ここでひとつ予備知識。
管理人は夢小説で悲恋を読むのは避けますが
実は書くのは好きという変態です」

ア「うわあ…なんかもう次の連載に甘い期待が出来ない(涙目)」

ル「まあ出来るだけ期待せずに次回作を待ちましょう」

ア「ここまで読んでくださってありがとうございました。
ここで読んでくださった皆さんにひとつヒントを。
タイトルの最初の一文字を繋げて読むと…?」

ル「もちろん、タイトルの数字は除外して繋げてくださいね。
では、私はそろそろ眠気が限界なので…お疲れ様でした」

ア「お疲れ様でした。
皆さまも今までありがとうございました。
次回作でお会いしましょうね」

・END

 

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