『では、行ってくる』 明治の警察官斎藤さんです。 乱世を行き抜いてやっと静かな生活を手に入れた頃じゃないかなと想像されますが、どこか切なげな薄い笑みの下に抱えている物は想像に余りあると感じました。「行ってくる」と告げているのはきっと愛しい人かまたは奥方様だと思いますが、彼は自身の背に抱えて来た荷物を下ろすことは決してしない。それは彼本人のこれまでの生き様だったり、かつて不本意にも別れてきた同志の魂だったり、全て背負ったまま生きている。そういう表情だと思いました。 また家宝が増えました。大切にしますね! 2014/12/10 |