FILE.13
―阿笠博士の家―

「強盗に誘拐に殺人か…」
「―ほっんとに事件が絶えないわねー…」
「まー、だからこそ君達の推理が役に立っとるんじゃないか…」
「でも手柄はみんなおっちゃんにとられちゃってるけどな…」
「…問題はそこよね」

せっかく解決しても手柄だけとられるんだもの。嫌になっちゃうわ
2人で新聞を広げて読んでいると事件事件事件の記事に嫌気がさし見るのをやめた
とはいえ小さくなった今となってはこんなこといってくれるのも事情を知ってる彼だけである

「ホレ、完成したぞ!!ワシが発明した犯人追跡メガネじゃ!!」
「どーやって使うんだよ。これ?」
「横のボタンをおしてみい…」

犯人追跡メガネ…?なんだか面白そうね
ここに来てから新一のお父さんのメガネを使って作業をしていた博士がまだ新聞を見ていた彼にメガネを渡した



行方不明の男



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