「くそーっ!!絶対、奴のアリバイを崩してやる!!」
「なーに、それ…?」
机の上におじさんがバラまいた写真を見て蘭がおじさんに聞いた
「奴の九州旅行のスケジュール表と記念写真だ!!」
「えーっ。そんなの勝手にもってきちゃっていいの?」
「オレが警部に頼んで特別に貸してもらったんだよ!!」
「ふーん…?でも、お父さん…国内なら、その気になれば短時間で往復できるんじゃ…」
「確かにそうだ…だが奴のアリバイにはスキがない…特に、犯行があったと思われる水曜の夜から木曜の夕方までは完璧だ!!水曜の夜は朝まで社員と麻雀…木曜の昼はバスで市内観光…証拠の写真も残っているしな…」
「「!?」」
この写真…
机の上に置かれた写真を見てあたしと新一はあることに気づく
「1人になったのは、仮眠をとったという木曜の昼前の2時間だけだが…2時間で死体が発見された群馬と九州を往復するなんて不可能だ…」
「クスクス…」
「うふふ…」
そしてあたし達はおじさんの側で笑っていた