「犯人は…マネージャーの山岸、きさまだ！！！」
「「！？」」
「おまえは、この男がヨーコさんに付きまとうのが邪魔だった…なんたって、ヨーコさんの高校時代の恋人だ！マスコミに知れたらスキャンダルになる…そんな折り、この部屋に潜んでいた被害者と口論となりそのあげく…殺してしまったんだ！！！」
「わ、わたしは…」
「ちがいますかな？」

ちがうわ！！
その推理はまちがってる！！
犯人はその人じゃないもの
早くおじさんを黙らせないと…

「！？」
「それに、男の背中に包丁を刺すなんて女の力では難しい…つまり山岸さん…犯人はあんたしかいないん…だ…」
「よーし。あとはこの蝶ネクタイ型変声機をおっちゃんの声に合わせて…」

おじさんが間違った推理を話してどうしようか考えていたら新一が机の上にあった灰皿をおじさんの頭めがけて蹴り飛ばし、博士からもらった変声機を弄り始める



不幸な誤解