FILE.7
「た、確かにボクは合い鍵を持ってましたがなくしちゃったんですよ…」
「あ〜っ!?てめー、ウソいってんじゃねーぞ!?」
「ほ、本当です。5日前TV局の楽屋で…」
「それはまちがいありません!!そのTV局の人にもいっしょに探してもらったから…」
「ちっ…ヨーコさんがそういうのなら…」

…何か山岸さん扱いが可哀想ね
山岸さんが合い鍵をなくしたといってもおじさんが信じなかったけど沖野さんが説得させた

「それに、それからなんです…わたしの留守中に部屋に誰かが入ったような気配を感じ出したのは…」
「ウーム…それが本当なら…ヨーコさんが人に恨みをかうような心あたりは?」
「いえ…ヨーコにかぎってそんな…」

なんだろう…
この事件の全貌をつかむには…まだ何か足りないような気がするわ…
もっと重要な…何かが…

「「!?」」
「こ、こんな所に」
「イヤリングが…!?」

おじさん達が話し合っている頃、あたしと新一は何かないかと探していたらソファーの下にあるイヤリングを見つけた

「警部!!あそこのソファーの下にね…」
「ん?」
「またおまえらか…邪魔だ。しっ!しっ!」
「まったく…子供なんぞ連れてきおって…」

おじさん達ムカつくわねー…
っていうかあたし何もいってないのに何でそんな扱いされなきゃいけないのかしら?
イヤリングを見つけた事をおじさん達にいおうとしたら邪魔者扱いされてしまった


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