「ハッハッハッハ!!」
…うるさいわね
ちょっと静かにしてもらえないかしら
あたしが倒れた後、事件は無事に解決したらしい…
というのも、あたし達が推測した通り第1の誘拐事件は女の子が麻生さんに無理矢理手伝ってもらったものだった
そして監禁(といってもホテルにいた)していたところを犯人がたまたまさらった
…と新一に聞いている
こうして依頼人と別れ、あたし達はタクシーで毛利探偵事務所へ帰っていた
「今日は最高の1日だったな―!!」
…よくいうわ
こっちは変な薬を飲まされて体を小さくされるし、走りすぎて倒れるわ…
新一にはパシりにされるわ…
本当に最低の1日だったわ…
「でさあ、お父さん!この子達の事だけど…」
「ん?」
「阿笠博士がウチで預かってくれないかって…」
「ん〜?」
「「ハハハ…」」
蘭が思いだしたよういうとにおじさんはあたしと新一を睨んでくる
「おう!!いいぞいいぞ!!こいつらがいると、なぜか事件がスムーズに解決する!!何日でも預かってやるぞ!!」
ご機嫌なおじさんは笑いながら新一をバシバシ叩いた
すごい睨まれたからダメかと思ったらどうやら預かってくれるみたい
「なんか知らんがラッキー…」
「これでおじさんの探偵事務所で黒づくめの男の事が探れるわね…」
「でも、このままじゃダメだ…」
…確かにこのままじゃダメね
犯人を見つけたのはあたし達だけど…結局、その後何もできなかったわ…
…なんとか、なんとかしなくちゃ…
→あとがき