FILE.3
どうして!?

「「!?」」

もしかしたら…!

「あ!」
「…バカ」

新一が蹴ったボールはおじさんの顔に見事命中してしまった

「あのガキまた…」
「…」

うわ、おじさんすごい顔…
新一を睨むおじさんの顔はものすごく怖かった
睨まれてる当の本人はすでに違うほうを観ていて気づいてない

「あら?」

そんな中、麻生さんはおじさん達に見つからないようコソコソとどこかに行こうとしている

「どこ行くの?」
「女の子を隠してる所…?」
「な!?」
「「…」」

あたし達が声をかけると麻生さんは後退りをしておじさん達のところに戻っていく

「やっぱりそうだったのね」
「ああ!」
「でも、どうやってこのことを気づかせるの?」
「そうだな…!?」

新一に聞くとボールを見てあたしに合図をした
…なるほど、そういうことね…

「ガゥガゥガゥ」
「うわっ、なんだ!?」
「ガゥガゥガゥ」
「またおまえらかー!?」
「助けて、おじちゃん!」
「コナンが蹴って木のそばに転がったボールを取りに行ったらいきなりこの犬がっ!」
「なに!?木のそばに犬…?当たり前か…こんなでかい家なら犬の1匹や2匹…」

合図を受けたあたしはおじさんにことの説明をする

「この犬、よその人なら誰でも吠えるみたいだね…」
「ああ…うちの番犬は優秀だからな…」

…が、おじさんは気付かないようで今度は新一が助け船をだした

「!?」


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