「犯人の要求からみておそらく、これはあなたのライバル会社の仕業でしょう…」
「くそぉ…娘をさらった上に金まで要求するとは…」
「か、金…?犯人は会社を閉鎖しろといっただけで、別にお金なんか…」
依頼人が金を要求したといった途端麻生さんは驚いて犯人は金を要求していないといいだした
「ついさっき、犯人から電話があったんだよ!!使用済みの札で3億円用意しろとな!!!」
「そ、そんなバカな…」
けど、依頼人が犯人から電話があったと聞くと顔を真っ青にしている
「その電話の声に聞き覚えは?」
「声を変えていたようではっきりとは…」
「だ、だんな様それは何かのまちがいでは…?」
「うるさい!!おまえは黙ってろ!!」
「「…」」
さっきから麻生さんの様子が変ね…
何か隠してることでもあるのかしら?
あたしは妙にそわそわしている麻生さんを見てそう思った
「あなたの会社を閉鎖して特をする会社の心あたりは?」
「角紅商事か四井物産、あるいは…」
依頼人の会社が閉鎖したら特する会社ってたくさんあるんだ…
「ガゥガゥガゥ」
「…?」
「わわわ…また犬だ―!!」
おじさん達の話を聞いてたら犯人が登っていったらしい木の方から犬の鳴き声が聞こえてきて何事かと見ると新一が犬から逃げていた
「へ?木のそばに…犬?」
「…何してるの?」
「…なぁ望。もし、犯人がこの木を登ってたんなら…さっきみたいに犬が吠えるハズだよな?」
「そりゃあそうでしょ…この犬達が優秀な番犬なら…!?」
おかしいわね
犯人もこの木を登っていったのだとしたら…
「だったらおかしいよな?麻生さんのいってること…」
「…ええ。でも、おじさんにいうのはやめといた方がいいわよ」
「そういうなって!!」
「こりゃー、1つ1つあらっていくしかありませんな…」
このことをおじさんにいってもどうせ怒られるだけ…
そう思ったあたしはとめたのに新一はおじさんに聞いていた
あーあ…あたし知ーらない