「ねぇ、柚香ちゃんにコナン君?」
「え?あ?うん…」
「なーに?蘭姉!!」
一応、蘭の家で住むことになったあたしと新一は蘭に連れられて探偵事務所に向かっていた
にしても慣れないわね、この呼び方…
「好きな子いる?」
「「え?」」
「ほら!気になる子とかいるでしょ?学校に…」
「「い、いないよそんな子…」」
び、びっくりした
突然何をいい出すかと思ったら…
「わたしはいるよ!!」
「「へー」」」
蘭ったら好きな人いたのね…
誰なんだろ?
「それ、ひょっとして…さっき一緒にいた棗兄ちゃんのことじゃないの?」
その話を聞いた新一はニヤニヤしながら蘭に聞く
蘭がなつ兄を好き…?
まさかー…
「…そうよ!」
「「え…」」
「ちっちゃい頃からいじわるで…でもいつも体の弱い望のこと心配して…サッカーオタクだけど…いざという時に頼りになって…勇気があって…かっこよくて…なんだかんだみんなのことよく見てて、わたし棗が…だーい好き!でも、これ棗にはないしょだよ!」
「「う、うん…」」
蘭がなつ兄を好きだなんてびっくりだわ…
心配してるっていうか…あれはただのシスコンよ
「ここよ、わたしの家…そして今日から柚香ちゃんとコナン君の家…」
「「うん…」」
蘭の恋バナ?を聞いているうちに探偵事務所に着く
「なーんか、カワイイ妹と弟ができちゃったみたいね…柚香ちゃんとコナン君には何でもいえちゃう…」
蘭…
「来て…お父さんに紹介するわ…」
「あ…あのさ…蘭…じ、実は…あたし達…」
「ん?」
「ほ、本当は…」
「なによ。お父さん、びっくりするじゃない!!」
微笑みながらいう蘭を見ていられなくなって“本当のこと”を新一といおうとしたらおじさんがもの凄い速さで階段から降りてきた
「たたた…」
相当走って来たせいでおじさんはそのまま頭をぶつけたらしい