「窓だ!!窓から逃げた!!探せ!!まだ遠くには行ってないはずだ!!」
「ウー…」
「「へ?」」
「ワンワンワン」
「うわっ、でけー!!」
「びっくりした」
でっかい犬…
いつもならなんてことない大きさなのに
逃げ出した先には警察犬がおり、その大きさに驚き思わず狼狽える
「いたぞ!!逃がすな!!」
「くそっ!!」
「まてボウヤ、お嬢ちゃん!!」
「くそお!!」
「し、新一」
ちょ…ちょっと疲れてきた
なんて、いってられないよね
犬の鳴き声で居場所がバレてあたし達は再び走り出す
「ーハイ、工藤新一です…ただいま外出しております」
「おっかしーなー…2人共まだ帰ってないのかなあ」
「どーせ望と一緒にあのえれー小説家の親と晩メシでも食いに出かけてんだろ?」
「なにいってんのよ!!新一の両親は三年前からアメリカに住んでて今は新一一人暮らしなのよ!!」
「あれー、そうだっけ?」
「わたしちょっと新一の家に行ってくる!!」
「お、おいオレのメシは」
新一の家に電話をかけても留守番電話で本人が出ない
大丈夫かな…望
棗にさっき連絡したら自分は部活から帰ってきたらしいけど望もまだみたいで博士の家に泊まりに行くっていってたから一緒に行こうと誘いわたしは家を出た