FILE.2
「ただいまー」
「おー、帰ったか蘭」
「もおー!!お父さん、またこんなにちらかしてー!!こんなんだから仕事の依頼も来なくてお母さんに逃げられちゃうのよ!!」
「うるせー!!オレは仕事を選んでんだよ!!そういや棗はどうした?探偵気どりのボウズと望もいねえじゃねーか。今日は一緒だったんじゃねーのか?」
「棗は部活で来れないって。2人は遊園地から帰るまでは一緒だったわよ…でも途中で、どうしたのかしら新一と望」
「ははーん。さてはケンカしたなー?ほっとけ!ほっとけどーせ探偵なんてロクな奴がいねーんだからよー!!」
「お父さんも探偵でしょ?」

棗もう部活から帰って来てるかな…
遊園地から家に帰って来たわたしはビールを飲んで部屋をちらかしているお父さんに棗と帰るまで一緒だった新一と望のことを聞かれ答えるとお父さんも探偵なのにロクな奴がいないといい出した

「「だからさっきからいってるでしょ!?」」
「オレ。見ちゃったんですよ!!拳銃密輸してる奴とそれをネタにゆすってる奴を!!」
「でももう一人の仲間に見つかってそのまま後ろから殴られたの」
「こらボウヤ、お嬢ちゃん刑事ドラマの見すぎだぞ!!」
「オレはボウヤじゃない!!高校二年生だ!!」
「はあ」

もう何回このやりとりすればいいのよ
それにこの男の子まるで一緒にその現場にいたようにいうけどあの時一緒にいたのはこの子じゃなくて新一なのに
でも新一はここにいないしまさか、まさかね…
医務室に連れてこられてもうずっと襲われた時の説明をしたがなにがおかしいのか警察官達、診察してくれた医者や看護婦さんまで大爆笑し笑っている


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