FILE.1
「あんた達はよく平気でいられるわね」
「オ、オレと望は現場で見慣れているからバラバラ死体とか」
「サイテー!!」
「バカ」

何いってるの?
確かにあたし達は見慣れてるけど蘭はそうじゃないのよ
慰めようとしても新一が余計なこといってさらに怒らせる

「こんな奴のことなんてほっといて早く忘れた方がいいよ」
「ほらよくあることだから」
「ないわよこんなこと!!」
「新一は黙ってて!!あれ?」

あの人って…
ジェットコースターに乗っていたサングラスをかけた黒ずくめの男の1人がキョロキョロしているのを見つけた

「ゴメンね。新一、蘭!!先に帰ってて!!」
「え?」
「あ、おい望!?」
「すぐに追いつくからー!!」
「望…」
「わり、蘭オレあいつ追いかけるからまた後でな!!」
「し、新一」

その時わたしはなぜかそんな予感がした
新一と望とこれっきりもう会えないような…
いやな予感が


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bkm
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