FILE.1
「トンネルを出て被害者が死んだとわかってからここに着くまでおよそ2、3秒…つまりコースターに乗っているうちに大粒の涙を流せるのは犯人以外にいない」
「じゃああんたひとみがコースターの上で泣いてるのを見たっていうの?それが証明できる!?」
「彼女の涙の跡が動かぬ証拠だ、ジェットコースターにでも乗っていないかぎり涙は横には流れないんですよ」
「み、みんな…みんなあの人が悪いのよー!!あの人がわたしを捨てるから!!」
「ひ、ひとみ…あなた岸田君と付き合っていたの?」
「そうよ!!大学であなた達に出会うずーっと前から私達は愛し合っていたわよ!!それを愛子に、こんな女に乗りかえるから、だからだから…あの人と最初にデートしたこの場所であの人にもらったネックレスで殺してやりたかったのよー!!」

その後、彼女のバッグから大量の睡眠薬が出てきた、
どうやらこの後ここで死ぬつもりだたらしい
2時間後にはトンネルの中から犯行に使われたネックレスも発見された…
ヒモは新一のいった通りピアノ線で真珠はほとんど飛び散り残ったものは夕日を浴びてあわい光をはなっていた
まるで大粒の涙のように…

「くすんくすん」
「おいおいもう泣くなよ」
「蘭、元気出して」

あんなことがあった後だもんね
ジェットコースターでの事件が一段落して事件のこともあり時間も時間なので3人で帰ることになったのだがさっきから泣いている蘭を新一とあたしは慰めていた


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bkm
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