「よーし。その女性を容疑者として連れて行け!!」
「そ、そんな」
「待ってください警部。犯人はその人じゃありません、犯人はあなただ!!」
「な!?」
「…」
被害者の彼女の女性を容疑者として連れて行こうとする目暮警部を新一が呼び止め犯人だと指をさしたのは先ほど被害者の彼女ともめていた友人だ。
「何いってるのよ、愛子のバッグから刃物が出てきたでしょ!?」
「あんな物で人間の首は切断できませんよ、特に女性の力ではね…それにもし彼女が犯人なら凶器を捨てるチャンスはいくらでもあったはずだ!!わざわざ布にくるんでバッグの中に隠す必要はないですよ。あれはあなたがあらかじめあの人のバッグに入れた物じゃないんですか?」
「ば、バカなこといわないで!!わたしの乗ってた席は死んだ岸田君の目の前よ!!どーやって首を切れるっていうの?だいいち、あなたが今いったじゃない!女の力じゃできないって」
「確かに女性の力だけでは無理だ、だが!!コースターのスピードとピアノ線か鋼鉄の輪を利用すれば可能だ!!」
「!?」
「望と警察の方達ちょっと手伝ってください」
「うん」
ジェットコースターに座ればいいのね?
目暮警部と他の警察の方々と同じように指示された位置に座る