FILE.1
「「…」」
「あ、愛子。なんでそんなことしちゃったのよ」
「ち、ちがう!!わたしじゃない!!」
「岸田君とはうまくいっていたと思っていたのに」
「おらおら犯人はそのアマで決まりだ!!早くオレ達を帰してくれ刑事さんよ!!」
「…」

こ、この人達相当この場に居たくないのね
バッグから凶器が出て来た被害者の彼女とその友人が話していると黒づくめの男の1人が早くしてくれと急かす

「なーんだ。思ったより簡単に犯人が見つかったわね」
「オレもあの女がクサイと思ってたぜ」
「恋人同士のケンカかー、女同士のケンカは怖いね」
「!?」
「新一?」

野次馬が他人事のようにいう中、新一が笑っているのに気づいたあたしは声をかけた
こういう時は大体何かに気づいたか犯人がわかった時だ

「犯人わかったの?」
「ああ。犯人はあの女性じゃない」
「でもこのままじゃ彼女が連れてかれちゃうよ」
「そうだな、望。後でちょっと手伝ってくれ」
「わかった」

真犯人は誰なんだろ
さすがに事件現場にいなかったあたしはまだ犯人がわかっていない
ここは自信満々な彼に任せてあたしは傍観させてもらおう


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bkm
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